トップページ>危険な油脂>n3系脂肪酸とプロスタグランジン:86号(2008/9/26)

メールマガジンの公開
次々と報道される農薬・化学物質・カビ毒… 食の安全は崩壊したのでしょうか?
まぐまぐ殿堂入りメルマガ<危険かも?その食事!>を緊急公開します!


n3系脂肪酸とプロスタグランジン

脳はオメガ3でできている

前号では欧州で著名な自然療法のクースミン療法に触れ、医師が指導するこの療法でも腸を強化する方法としてn3系とn6系脂肪酸をバランスよく摂取することを薦めているとご紹介しました。
n3系とn6系はバランスよく摂取することが大切なのです。重要だからとn3系ばかりを摂取するのは間違っています。そして、現在、動物性脂肪の飽和脂肪酸も含めて、深刻な摂取過剰に陥っているのがn6系(オメガ6)です。これは企業に責任があります。放置した行政も同罪です。「植物油は健康によい」という神話がテレビCMで作り上げられました。しかし、市場にどんどん出荷されたのは、酸化しやすく扱いにくいn3系(オメガ3)を含まないリノール酸などのn6系でした。

今週はなぜn3系とn6系をバランスよく摂取することが大切なのか、さらにプロスタグランジンという大切な物質と不飽和脂肪酸の関係をお話します。

体内の脂肪酸は食べた脂肪で決まる

体内での脂肪酸の代謝

3つの脂肪酸は上図のように体内で代謝され、変換されていきます。最終的には飽和脂肪酸は一価飽和脂肪酸に、リノール酸はアラキドン酸に、アルファ・リノレン酸はDHA(ドコサヘキサエン酸)に変換されて、細胞内の脂肪酸となります。

ここで留意すべきは、細胞内の脂肪酸バランスは食べた脂肪酸によってのみ決まってしまうということです。3つの脂肪酸系列は決して相互に補完し合うことはないのです。したがって、何をどう食べて脂肪酸のバランスをとるかで、あなたの健康は決定します。

プロスタグランジンが鍵をにぎるn3系とn6系のバランス

脂肪酸に関する研究が進むにつれ、脂肪酸の働きがより詳細に判明してきました。アルファ・リノレン酸(n3系)」と「リノール酸(n6系)」は、細胞膜の構成成分になるほか、体のさまざまな機能を調節するホルモン様物質、プロスタグランジンの原料となることが分かってきました。

現代栄養学では、「n3系(オメガ3)」と「n6系(オメガ6)」の摂取バランスが崩れると、さまざまな疾患が引き起こされることが明らかとなっています。ガン・心臓病・脳卒中・糖尿病・関節炎・不妊や生理のトラブル・アレルギー・喘息・精神疾患など、さまざまな病気にかかわっています。

プロスタグランジン

これはプロスタグランジンが多様な身体をコントロールする実にさまざまな機能にかかわっているためで、プロスタグランジンはn3系脂肪酸とn6系脂肪酸によって体内で作り出されます。n3系脂肪酸によって作られるプロスタグランジンと、n6系脂肪酸によって作られるプロスタグランジンがあり、過不足なく必要なプロスタグランジンを作り続けていくためには、n3系とn6系のバランスを、何度も申し上げていますが、1:4にすべきだということです(1:1とする説もあります)。

日本の現状は、1:10〜1:50といわれ、ひどいアンバランス状態にあります。これではざまざまな疾患が急増しているのも当然です。生活習慣病と呼ばれる疾患の原因はさまざまですし、複合する要因もあるのでしょうが、そのひとつ、それも相当重要な位置にこのn3系脂肪酸の極端な不足があることは間違いありません。

次号はプロスタグランジンが作られるプロセスと、プロスタグランジンのさまざまな作用をまとめ、n3系脂肪酸の極端な不足を急速に改善することの重要性とどうすればいいかをまとめます。

編集後記『絵を習い始めました』

愛犬Fhu

>えっ、ショーンさん、またワンちゃんの話題?
いえいえ、私がパステル画を習い始めたというお話です。

懇意にさせていただいているドッグカフェのオーナーご夫妻からのお誘いで、家内も一緒に大阪市内の絵画教室に通い出しました。
絵なんか学生時代以来ですし、パステル画なんて学生時代にもやったことなく、この歳になって初体験です。

で、この写真は愛犬の、というか娘のフーですが、私の2枚めの作品です。静物画と違って生き物は難しいと痛感しました。
でも、パステル画はおもしろいですね。水彩画と違っていくらでも色を重ねられますし、簡単に消してリセットできます。油彩と違って乾かす必要もない。ちょっとはまってます。



【関連情報】
Copyright (C) 2008 食の安全 All Rights Reserved.