トップページ>ダイエットのウソ>栄養バランスを整えるダイエット:88号(2007/10/10)

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栄養バランスを整えるダイエット

食事バランスガイド

右の図は食事バランスガイドです。農水省と厚労省が平成17年6月に「食生活指針」に沿って決定したものです。優香さんのテレビCMをご覧になった方も多いでしょう。もひとつ何を伝えたいのかよう分からんCMではありましたが…
6月は『食育月間』だそうで、米を中心とした「日本型食生活」の普及・啓発を図るため、幅広い年齢層を対象にこの「食事バランスガイド」が決定されたそうです。

笑っちゃいますね。ミルク・パン給食が日本の伝統食を根底から破壊し、『食育』の授業では、マクドナルドやカルビーを呼んで児童を洗脳しているらしいです。そんな農水省や厚労省、文科省が何をちゃんちゃらおかしい! そもそもこの食事バランスガイドのコマは米国のピラミッド型のフードガイドを逆さまにしたパクリだし…
今週から「栄養バランスを整えるダイエット」をテーマに、真の栄養論を展開します。

3大栄養素の役割

さて、「食事バランスガイド」など無視して、まずは3大栄養素の役割を整理しましょう。3大栄養素、炭水化物(糖質)・脂肪・タンパク質の大きな働きは2つあります。
1つは身体、すなわち細胞を作る材料となることです。
もう1つはエネルギー源です。筋肉を動かし、脳にとっての唯一のエネルギー源であるブドウ糖を送り込み、思考を支えます。
以上の2つの用途に使われてなお余剰の栄養素は体脂肪などの形で貯えられます。

栄養素の役割

細胞を作る材料

タンパク質と脂肪がこの役目を果たします。

人間の身体の14〜19%がタンパク質でできています。これは50〜60%の水分に次いで多い量です。たんぱく質はペプチドやアミノ酸に分解され、小腸から吸収されます。体内で合成されるアミノ酸もありますが、合成できないものは必須アミノ酸と呼ばれ、食物として外部から摂取するしかありません。アミノ酸は身体の各組織で再びタンパク質に再合成されて、細胞の主な成分となります。筋肉・皮膚・毛・赤血球・各種臓器・ホルモン・酵素・免疫体など、あらゆるものがタンパク質で構成されています。

脂肪の多くは中性脂肪の形で体内に取り込まれます。前週までのテーマが脂肪酸でしたね。脂肪酸は飽和脂肪酸、nー6系脂肪酸、nー3系脂肪酸の3系列に分けられ、代謝によって形を変えながら、細胞内では一価不飽和脂肪酸、アラキドン酸、DHAとして存在します。

エネルギー源としての利用

3大栄養素の役割

この図は熱源を3大栄養素からどう摂取すればよいか、そのバランスを示すものです。

炭水化物と脂肪が主なエネルギー源となります。細胞を構成するために利用された残りの余剰のタンパク質もエネルギーとなりますが、炭水化物や脂質とは違って、複雑なプロセスを経て代謝されます。日本人のタンパク信仰は根深いものがありますが、タンパク質は本来、熱源として摂取すべき栄養素ではありません。肉を食べると多くの酵素やビタミンを消費し、スタミナ切れを起こすのです。

熱源として最も効率よく代謝され、また重要なものは炭水化物(糖質)です。糖質はブドウ糖やガラクトースなどの単糖類に分解され、小腸から吸収されて肝臓に入ります。多くはグリコーゲンとして肝臓に貯えられ、一部はブドウ糖として血液中に入ります。この肝臓に貯えられたグリコーゲンが、血糖値を一定に保つ役割を果たします。

炭水化物が消費しつくされると、体脂肪として貯えられた脂肪が熱源として動員されます。ただ、熱源としての変換効率は炭水化物よりずっと悪く、代謝の際にビタミンや糖質を必要とします。

炭水化物を敵視することの大いなる誤り

過剰に摂取された炭水化物は、脂肪として体内に貯えられます。このため、炭水化物の摂取が肥満の原因であるかのようにいわれ、低インシュリン・ダイエットのような炭水化物を排除する危険なダイエット法が高い支持を集めています。

ごはんは太りませんから! むしろ炭水化物を避け、その分、脂肪やタンパク質の摂取が増えてしまうと、身体はこれら効率の悪い栄養素を熱源にしなければならず、酵素やビタミン、ミネラルを大量に消費して代謝を進めます。結果、細胞を形成する大切な必須アミノ酸や必須不飽和脂肪酸を代謝することができなくなります。

現代人は過食の肥満と、過食ゆえの痩せ、拒食からくる痩せの3パターンに陥る方が多いのです。『過食ゆえの痩せ』? ええ、この点については次号で詳しく!

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編集後記『相次ぐ産地偽装、もはや日本産も中国なみ?』

大阪の食品卸売会社の高橋容疑者らが中国産のそうめんを奈良県名産の「三輪そうめん」と偽って販売して逮捕されました。逮捕直前にテレビカメラに向かって安くておいしいものを売って何が悪いとウソぶきました。

「三輪山本舗」を「みわやま・ほんぽ」、「販売者:奈良県桜井市」を生産地表示ではないと堂々と言い放っていました。ムナクソ悪いインタビューでした。
私は奈良県生まれの奈良県在住ですから、三輪そうめんは大好きですし、"三輪そうめんの山本"は県下では誰でも知っている有名ブランドです。

「三輪山本舗」は岡山に実在し、そうめんを製造販売しているそうです。ところが、高橋容疑者はこの社名だけでも十分に疑わしい「三輪山本舗」のラベルをさらに偽造して、中国産表示を消したという念の入れようです。

さて、日本の農業規格・工業規格は世界的に見てちっとも厳しくないのです。最も厳しいのが欧州で、まずこの規格に合致する優良品が欧州へ出荷されます。そして、欧州へは出荷できないハズレ品が国内に出荷されるのです。そのユルユルの規制の中で、中国人もびっくりの偽装が堂々と行われているのです。台湾産ウナギの宮崎県産表示、ミートホープ問題、日本ライスの銘柄米偽装と枚挙に暇がありません。
いつからこの国は恥を忘れたのでしょうか? これでは中国産を笑えない。



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